日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: O28
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尿を対象にしたバイオアッセイ法による内部被ばく線量の評価
*山西 弘城伊藤 哲夫杉浦 紳之稲垣 昌代松原 昌平荻原 清吉村 共之窪谷 英明加藤 結花
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
 福島第1原子力発電所の事故によって、表土が放射性セシウムで汚染され、住民の内部被ばく線量の評価に関心が寄せられている。内部被ばくの測定には、体外計測法とバイオアッセイ法がある。体外計測法であるホールボディカウンタの測定は、多くの住民が希望するところであるけれども、測定できる機関が限られている。一方で、バイオアッセイ法は、被験者を拘束せず、一度に多数の検体を処理できる。本研究では、尿を測定対象としたバイオアッセイ法により、被験者の尿中の放射能を測定し、その測定結果と体外計測法であるホールボディカウンタの測定結果との相関等を解析し、バイオアッセイ法による内部被ばく線量測定の有効性を評価する。
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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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