抄録
宮城県南部の福島県境と隣接する地域は、東京電力福島第一原子力発電所事故由来の放射性物質により強く汚染されている地域である。この地域の住民総数125名を対象として、OSL(クイクセルバッジ)線量計による個人被ばく線量調査を昨年9月より継続して行なっている。これまでの調査結果より、被ばく線量を一義的に決定するのは自宅内外の空間線量がであること、環境中の放射性セシウムの移行により物理減衰以上に被ばく線量が低減していることがわかった。今後当該地区で実施される除染が被ばく線量低減にどの程度効果があったか検討を行う。