抄録
次世代高速炉の炉心核設計ではJENDL-4.0を採用することを予定している。核設計の精度や信頼性の向上のためには、これまでに蓄積された模擬臨界実験や実機性能試験で得られた積分情報の反映が不可欠であるが、具体的な反映方法の選択は、様々な観点からの利害得失の比較から早急に行う必要がある。本報では、JENDL-4.0に基づく炉定数を基本とし、積分実験情報の反映方法の選択に関する検討として、断面積の共分散データを利用しない場合と利用する場合、積分実験を反映しない方法、実験値と計算値の比によるバイアス補正法、炉定数調整法を適用した場合についてそれぞれの核設計予測精度の比較を示す。