抄録
沸騰水型軽水炉(BWR)用燃料の要素技術の一つとして、従来の水ロッドに代えて用いることで、省ウラン効果を高めることが可能なスペクトルシフトロッド(SSR)の開発を進めている。SSR適用により得られる省ウラン効果を従来の水ロッドを用いた場合と比較するため、SSRを適用した場合の炉心特性を評価した。省ウラン効果の評価においては、炉心特性を同等とした従来水ロッドを用いた場合と比較し、SSR内蒸気領域と水領域の境界位置の不確定性による省ウラン効果低減を考慮した。その結果、流量制御幅20%では約3%、流量制御幅30%では5%以上の省ウラン効果が得られることを確認した。