抄録
原子力発電所において、地震時における各機器の安全性の確保は極めて重要である。特に地震発生時における地震動による原子炉炉心や配管系などの構造の安全性評価は最も重要な要素の1つである。これまで多くの研究が行われてきたが、地震動が付加された場合における気泡を含む流動系の応答に関する知見は不十分だと考えられる。 そこで本研究では、構造物に振動が付加された際の、気液二相流における各相の挙動について解析および可視化実験を行うことで、振動付加による二相流挙動への影響を解明することを目的とする。本報告では、構造物加振実験を用いて得られた可視化観測結果より、壁面が振動した際の気泡変形ならびに液相挙動が受ける影響について報告する。