日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年春の年会
セッションID: L12
会議情報
環境修復:Cs回収技術
汚染土壌からのセシウム溶離回収技術の開発
(5)モバイル装置の設計
*大里 哲夫博多屋 龍司酒井 仁志山田 和矢大村 恒夫
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キーワード: 土壌, セシウム, 除去, モバイル
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抄録
福島第1原子力発電所より飛散した放射性Csは大気を拡散してほぼ全国に蓄積した。特に東北地方では公地や耕作地に対して除染が必要であり、その解決策として当社ではシュウ酸による除染方法を開発した。シリーズでは、(1)土壌の調査、(2)溶離方法の開発、(3)回収方法の開発、(4)分解方法の開発、(5)システムの開発について発表する。そのシリーズの最後のシステム開発について発表を行う。トラックに乗るレベルの「SARRY-Soil」として設計した内容を報告する。約1トン/日/システムとするために、装置の簡略化および昇温システムや除去システム等を軽量、コンパクト化する検討を実施した。さらにシステムとして完成するために、人員の配置や機器のスケジューリング等についても検討した。それらのシステム化の検討内容および装置の性能について発表する。
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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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