抄録
PET用サイクロトロン施設の廃止措置に係る放射化量推定のためには、中性子発生箇所と発生量の評価が重要である。正イオン型サイクトロンでは、中性子がターゲットだけではなくデフレクターでも発生しており、その発生箇所と発生量を特定することは放射化量評価を行う上で必要である。このため、ターゲット廻りとデフレクター廻りに放射化測定用箔等を設置して測定を行った。放射化反応は、27Al (n,α) 24Mg反応等のしきい反応を用い、高速中性子を評価する。ターゲット廻りとデフレクター廻りの中性子発生量の比を基に、MCNP5コードを用いて室内中性子束分布の再評価を行い、室内のネジ等測定結果と比較し、中性子束分布及び放射化評価の妥当性を確認する。