日本原子力学会 年会・大会予稿集
2013年春の年会
セッションID: J07
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フェムト秒パルスラジオリシス法を用いたアルコール中の電子の溶媒和過程の研究
*樋川 智洋法澤 公寛近藤 孝文菅 晃一楊 金峰古澤 孝弘小林 仁小方 厚吉田 陽一
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録

アルコールに放射線を入射することで生成する溶媒和電子は、700nm付近をピークとする光吸収スペクトルを持つ。溶媒和電子の生成過程では、その前駆体(溶媒和前電子)が存在し、近赤外領域に光吸収を持つことが知られている。しかしながら、溶媒和前電子から溶媒和電子へと至る緩和過程は未だ明らかにされていないことが多く残されており、放射線化学初期過程を理解するためにも、その解明は非常に重要である。そこで本研究では、最高時間分解能240フェムト秒を有するフェムト秒パルスラジオリシスシステムを構築し、溶媒和前電子から溶媒和電子へと至る過程における光吸収スペクトルの時間変化を観測することで、その緩和過程に関する知見を得た。

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© 2013 一般社団法人 日本原子力学会
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