日本原子力学会 年会・大会予稿集
2013年春の年会
セッションID: H02
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始発MoO3粉末による高密度MoO3ペレットの製作性
*西方 香緒里谷本 政隆木村 明博石田 卓也土谷 邦彦掛井 貞紀吉永 英雄新関 智丈長谷川 良雄
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
JMTR再稼働における「産業利用の拡大」の一環として、診断用医薬品99mTcの原料である99Moを放射化法((n,γ)法)により製造するための技術開発を行っている。しかしながら、この方法は、現在、世界の主流である核分裂法((n,f)法)による99Mo製造に比べ、得られる99mTc溶液の放射能濃度が低いため、99Mo生成量を増加させることが課題である。そこで、98Moの密度を高め、99Mo生成量を増やすため、プラズマ焼結法による高密度MoO3ペレットの製造技術開発を行っている。また一方で、希少資源であるMoのリサイクル技術の確立についても試験を実施している。  本研究では、製法の異なる未使用MoO3粉末、リサイクルMoO3粉末及び98Mo濃縮MoO3粉末について、粉末の性状の違いによる高密度MoO3ペレットの製作性への影響を調べた。
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© 2013 一般社団法人 日本原子力学会
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