日本原子力学会 年会・大会予稿集
2013年春の年会
セッションID: M12
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事故耐性の高い制御棒の開発
*太田 宏一尾形 孝成
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
過酷事故時には、大規模な炉心損傷に先んじて制御棒が溶融、脱落し、炉心燃料と分離する懸念がある。そこで、炉心損傷温度よりも高い溶融温度を有し、溶融後も燃料物質と分離しないと期待されるガドリ二アやハフ二ア等を主成分とする新型制御棒概念を考案した。炉心近傍の制御材には従来通りの物質を装荷することで、炉心制御への影響を抑え、長期の制御棒価値を確保しながら、炉停止時には大きな負の反応度余裕を確保する本新型制御棒概念の詳細について報告を行う。
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© 2013 一般社団法人 日本原子力学会
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