画像電子学会年次大会予稿集
Online ISSN : 2436-4398
Print ISSN : 2436-4371
2015年度 画像電子学会第43回年次大会 予稿集
セッションID: S1-3
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極細径ファイバースコープ取得画像に対する超解像の検討
*瀬藤 基杉本 圭田中 清エルナン アギレ秋本 洋平武久 泰夫西川 研宮下 博宮城 邦彦
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
ファイバースコープを用いた内視鏡は,従来のCCDカメラを先端に取り付ける内視鏡と比べ,撮影部分を細径化でき,撮影したい箇所に沿って柔軟に曲げながら撮影することができる.そのため,診断や手術支援に新たな可能性を開拓するものとして期待されている.特に,血管内などを撮影したい場合,極細径ファイバースコープの利用が求められる.しかしながら,光ファイバーはそれぞれ一つの色情報しか示さないため,ファイバースコープによる取得画像の色情報は,ファイバーの本数に依存するため,ファイバーの本数が少ないほど,多くの色情報を欠損する.また,色情報の伝達に関与しないファイバーのクラッドにより,蜂の巣像のノイズが発生し,画質を著しく劣化させる.本研究では,数千本程の限定された極細径ファイバースコープによる取得画像の高解像度化を目的とした超解像技術の手段について検討する.
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© 2015 一般社団法人 画像電子学会
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