日本地理学会発表要旨集
2024年日本地理学会春季学術大会
セッションID: P062
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アジアの研究者によるジオ・ケイパビリティズの発展
~ランバートの地理カリキュラム・メーキングモデルは日本と中国でいかに活用されているか~
*伊藤 直之繆 鑫
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抄録

2013年にヨーロッパで始まったGeocapabilitiesプロジェクトは、日本では志村、伊藤によって、中国ではXin Miaoによって、アジアの文脈で展開されている。このポスターでは、ランバートのカリキュラム作成モデルを用いて、日本と中国における地理教師のカリキュラムメーキングに焦点を当てている。このモデルは、教師が生徒の経験、学校の地理的条件、授業の選択のバランスをとることの重要性を強調している。日本では、このモデルを用いて、中等教師のコミットメントと学問的基盤の違いを明らかにするための研究が行われた。中国では、地理教師のカリキュラムメーキング図をランバート・モデルと比較し、Gaokao政策変更前に教師になった教師と、変更後に教師になった教師の違いを明らかにした。ランバート・モデルに沿った教師は、カリキュラムメーキングについてより洗練された理解を示し、カリキュラムメーキングにおけるより多くの主体性を有する結果を示した。

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