日本地理学会発表要旨集
2025年日本地理学会秋季学術大会
セッションID: P018
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地理院地図Vectorを活用したベースマップの作成とその課題
―逃げ地図ワークショップを事例として―
*井上 雅子小松原 康弘
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抄録

近年,全国各地でさまざまな災害が発生しており,認定NPO法人日本都市計画家協会 逃げ地図研究会では,逃げ地図の活用促進に取り組んでいる.より多くの人が手軽に逃げ地図を実施するには,ベースマップの用意が課題になっている.本発表では,地理院地図Vectorを活用したベースマップ作成過程と課題を整理し,ベースマップをもとに埼玉県所沢市で実施した逃げ地図ワークショップの結果を報告する.地理院地図Vectorは,地域の情報を簡単に追加でき,対象としたい場所を地図の中心に配置することができた.また,GISの専門知識がなくても,ブラウザだけで地図を出力することが優れている.一方,縮尺をあわせてA1サイズの地図を出力するには工夫が必要だった.

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