昭和病院雑誌
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昭和病院におけるインフルエンザ発症状況
2004/2005年(B型流行)2005/2006年(A型流行)
藤原 弘一新田 豊美橋口 英志平野 英保坂本 久浩吉水 卓見
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2007 年 3 巻 2 号 p. 100-104

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抄録
昨年、今年と夏場のインフルエンザの流行が話題になっている。今回2004年の年末から2005年(2004/2005)と2005年の年末から2006年(2005/2006)にかけての本院入院患者のインフルエンザ発生状況について調べたので報告する。 使用したインフルエンザ迅速診断キットはエスプラインインフルエンザキットA&B。2004/2005年の患者数は2月3名、3月14名の計17名で全てB型。2005/2006年は1月35名、2月10名で計45名、全てA型であった。ピークは前年に比べて1カ月はやかった。 また病棟毎の比較をみると差があり、徘徊患者の多い病棟と人の出入りの多い病棟に多い傾向にあった。なお、昭和病院職員のワクチン接種率は把握出来る範囲では68.2% (2005/2006) であった。この結果を今季のインフルエンザ対策に活かしたいと考えている。
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© 2007 医療法人茜会・社会福祉法人暁会学術委員会
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