昭和病院雑誌
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昭和病院における輸血血液の使用状況について
平成16年、17年、18年1月~7月
林 知美坂本 久浩藤原 弘一
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キーワード: 輸血血液
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2007 年 3 巻 2 号 p. 130-135

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抄録
少子高齢化の時代、献血者の減少が進む一方、輸血使用者が増加する事が懸念され、血液製剤の適正使用が益々重要となっている。血液の適正使用についての調査を目的として、昭和病院における輸血血液の使用状況について調査、検討した。その結果、○赤血球輸血については、輸血前Hb値は2単位MAP 2本輸血群で6.55±0.97 [g/dl]、2単位1本輸血群は7.05±1.31 [g/dl] と適切な使用であった。○重篤な輸血副作用はなし。○不規則抗体は1例のみ。 Le a 抗体(慢性リンパ性白血病) 山口県赤十字血液センタ-の協力のもと適合血輸血、○アルブミンについては (アルブミン+FFP) / MAPは平成16年1.9、平成17年6.35と高値になったが、平成18年になり、1.25と減少した。
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© 2007 医療法人茜会・社会福祉法人暁会学術委員会
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