The Journal of Antibiotics, Series B
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SENSITIVITY DISK(昭和)を用いる細菌感受性の定量的測定法
金沢 裕
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1955 年 8 巻 4 号 p. 122-125

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抄録

さきに私はSensitivity Tablet (Roskilde) を用いる細菌の化学療法剤感受性の定量的測定法について報告したが (1), 最近, 我が国で発売されているSensitivity Disk (昭和) についても同様な定量的測定法がおこない得られるかについて実験をおこなつたので報告する。Sensitivity Disk-昭和について
本Diskは, その説明書によれば, 着色した直径8.5mmの円形Diskに, Penicillin 35u, Streptomycin 3.5mg. Chloramphenicol 3.5mg, Chlortetracyline 3.5mg, Sulfathiazole 1.7mg, Colistin 80, 000uが含有されている。ペプトンを含まない1%ブドー糖加10%血液寒天 (またはペプトンを含まない他の培地) をペトリ皿に分注して, 平板を作製し, 被験菌の懸濁液を培地上に平等に拡げ, Diskを置き, 37℃12~48時間培養する。各Diskにつき発育阻止帯の直径を測定し,
28.5mm以上最も感受性卅14.5~22.5mm比較的感受性+
23.5~27.5mmかなり感受性廾13.5mm以上, 抵抗性○
と判断すると記載してある。

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