The Japanese Journal of Antibiotics
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経口合成セファロスポリンC系抗生物質
Cephachlomezineに関する基礎的研究
中沢 昭三瀬田 律義藤堂 保幸住広 和子長瀬 和子
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1968 年 21 巻 6 号 p. 331-335

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抄録
Cephachlomezine (CEC) はCephalosporium acremoniumの培養液から抽出された抗生物質Cephalosporin C を化学的に分解して得られる7-Aminocephalosporanic acid (7-ACA) を出発物質として, 藤沢薬品研究所においてつくられた国産のセファロスポリンC系抗生物質である。
化学構造は次に示すとおりで, β-Lactam環をもち, これはペニシリン群抗生物質のもつThiazolidine核とβ-Lactam環に比較的類似してはいるが, ペニシリンと交叉アレルギーがなく, しかも耐酸性, Penicillinase抵抗性をもつという7-ACA誘導体本来の特徴を失うことなく, 高度の抗菌力を発揮するよラ合成された新らしいセファロスポリンC系抗生物質であるという点でCephalothin (CET), Cephaloridine (CER) とならぶ特徴ある抗生物質で, 主にグラム陽性菌に感受性を示し, 経口投与が可能である。
今回, 私達はこの新抗生物質CECを用いて, 試験管内に於ける細菌学的研究をおこない, 2, 3の成績を得たのでここに報告する。
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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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