The Japanese Journal of Antibiotics
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Aminodeoxykanamycin (Kanendomycin ‘Meiji’) の内科的.疾患への応用
辻本 兵博常俊 章伊藤 学
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1971 年 24 巻 4 号 p. 191-196

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抄録

Streptomyces kanamyceticusの変異株の産生する多くの抗生物質から抗菌力のすぐれた2'-Amino-2'-deoxykanamycin (Kanendomycin ‘Meiji’) が開発された。Kanamycinよりは血中濃度が約4~5倍も高く, 強い抗菌力を示すことが証明されている。実験的に肺・腎には特に高い移行性を示すが, 胆汁への移行は比較的少ないという。臨床的病材料から分離された細菌での調査では, Aminodeoxykanamycinの耐性株は, まだきわめて少なく, ただKanamycin (KM) とParomomycinと交叉耐性があると報告されている。
以上のような特性を考慮して, 呼吸器感染症および尿路感染症を中心に, 臨床的試用を実施した。一方, 臨床病材料からの多数の分離菌株について, 薬剤感受性を検討した。それらの成績の概要を報告する。

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