The Japanese Journal of Antibiotics
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Cefazolinに関する研究II
経口投与のPrimary Clinical Trial
青河 寛次皆川 正雄三好 勝彦山路 邦彦杉山 陽子
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1972 年 25 巻 1 号 p. 28-30

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抄録

Cefazolin (CEZ) は, 国産Cephalosporin C系抗生物質として, 臨床上, 筋肉内または静脈内投与による優れた治療効果をうることが既に確かめられているが, その経口投与については, 動物実験によつて体内移行と治療実験がおこなわれて, その可能性を期待されている。CEZをラツトおよびイヌに経口投与すると, ほぼAmpicillin (ABPC) に近い血中濃度がえられ, 尿中排泄でも同様であつた。また, 動物感染防禦実験では, ブドウ球菌感染のばあい, CEZのED50は0.37~3.57mg/マウス, 肺炎球菌感染のばあいは, 2.62mg/マウスであるという。
そこで, Cefazolin経口投与の臨床意義について, Primary clinical trialを実施したので, その知見を報告する。

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