1982 年 35 巻 6 号 p. 1411-1426
B-Lactam系抗生物質とAminoglycoside系抗生物質との併用投与は臨床の場において広く行われており, CefotetanあるいはSisomicinについても併用投与が行われる可能性は充分あると考えられる. 今回, CefotetanおよびSisomicinを併用投与したときの両剤の生体内動態について検討するため, 両剤の混在下においてそれぞれの薬剤をBioassayにより分別定量する方法を検討した. その後, 両剤をラットに併用投与し, 両剤の血漿中および組織内濃度, ならびに尿中排泄について検討した.