The Japanese Journal of Antibiotics
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新生児, 未熟児におけるCeftazidimeの基礎的・臨床的検討
本廣 孝田中 耕一古賀 達彦島田 康冨田 尚文阪田 保隆藤本 保久田 直樹石本 耕治富永 薫山下 文雄高城 信彦橋本 信男藤沢 卓爾木下 昇平中野 光郎今井 昌一永山 清高山下 裕史朗田中 信男武石 卓石川 豊松元 康治荒木 久昭田中 祥視湯浅 洸橋本 武夫赤木 禎治黒岩 泰直佐藤 登加畑 寿明原 貴美子西見 寿博坂口 耕三広瀬 富士子木村 嘉幸津末 美和子福田 清一中嶋 博文松尾 宏荒巻 雅史梶山 純子芝尾 京子堀川 瑞穂山下 祐二
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1986 年 39 巻 8 号 p. 2171-2192

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抄録

Ceftazidime (CAZ) は英国グラクソ社で開発された新しいCephem系の注豺用抗生物質で, 広域抗菌スペクトルを有するが1, 2), 特にグラム陰性桿菌のSerratia marcescensやPseudomonas aeruginosaなどに強い抗菌力があり3~5), β-Lactamaseに対しても極めて安定であると述べられている6)。
本剤はすでに1982年の第30回日本化学療法学会総会の新薬シソポジウムで成人における有用性が論じられ7), その後小児科領域でも基礎的, 臨床的検討が実施され, 優れた臨床成績が報告されている8~5)。しかし本邦では新生児, 未熟児に対する検討はほとんどなされていないことから, 私たちは本剤を新生児, 未熟児に投与し, 血漿中濃度, 尿中濃度及び回収率を測定すると共に, 主に新生児, 未熟児の各種細菌感染症, 細菌感染症疑い例や感染予防が必要な症例に投与し, 臨床効果及び副作用について検討したので, その成績を報告する。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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