Anat. Inst. D. Med. Fak., Univ. Okayama
1957 年 12 巻 2 号 p. 273-295
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健常の野兎と家兎の諸動脈横断切片についてその構造が比較観察された. 心臓に近い弾性型動脈では両動物の中膜の弾性板の数が不思議にも殆んど等しく, 弾性板の間隔は野兎に大である. 末梢の筋型動脈の中膜の弾性成分の量は両動物共に殆んど同じであるか又は野兎に極く僅かに多い. 筋型動脈の外膜の弾性成分は野兎に多く, 両動物の間の差は特に四肢の動脈に大きい. 中膜の筋量は野兎に多く, 中膜の膠原成分も野兎に多い. しかし中膜の膠原成分の占める面積部分の全中膜の面積に対する割合は野兎に少い.
Archives of Histology and Cytology
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