Archivum histologicum japonicum
Print ISSN : 0004-0681
家兎と二十日鼠の実験貧血時の赤血球の超構密度の変化
大倉 卓治
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1951 年 2 巻 3 号 p. 345-353

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抄録
フェニールヒドラチン中毒と再帰熱罹患による貧血動物の赤血球の超構密度の変化が主に3種酸性染料を以てする染色法により観察せられた. 何れの場合でも, 貧血時に疎構の赤血球が増し, 回復に從ひ反動の如く密構のものが増す. 貧血時に見られる多染性で疎構の赤血球は血球素に乏しく, 含水量と負電荷が大であることに言及した.
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© 国際組織細胞学会
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