Archivum histologicum japonicum
Print ISSN : 0004-0681
単核球の所謂アズール粒子のアルコール溶性染料ビクトリア青による染色
楠原 良雄
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1952 年 3 巻 2 号 p. 139-143

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抄録
人の血液塗布を四酸化オスミウム蒸気で固定し, 80%アルコールに溶かした1%ビクトリア青を更に蒸溜水で100倍に薄めた液で染め, なほ対照として Giemsa 氏溶液で染め, また諸種アルコール, アセトン, ヂオキサンで固定したものをも同条件でビクトリア青と Giemsa 氏溶液で染め,比較観察した. オスミウム酸で固定した単核球のアズール粒子が弱極性の赤い遊離メチレンアズール塩基に特染するらしいことと, またアルコール溶性で弱極性なるビクトリア青に特染することから, 粒子は多分類脂質様のものであることが想像せられる. 粒子が弱極性のエチール-, プロピール-, ブチールアルコール, アセトン, ヂオキサンに溶けることはこの推定を確かめる.
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© 国際組織細胞学会
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