抄録
音波を学んだ後に行った物理の定期考査において、5分程度のリスニングテストを試みた。単なる英語の真似事ではない、物理という科目らしいリスニング問題とは何かを考えて出題した。抜き打ちで行ったにもかかわらず、生徒の反応もすこぶる良く、彼らの記憶にも残る取り組みになったのではないかと考えている。
実際に出題した問題とその作成方法、実際の生徒の正答率などを報告する。実際の音声ファイルのリンクや問題も掲載しているので、他校でも簡単に実践できる。定期考査の魅力化、CBT(Computer Based Testing)といった、今後のテストのあり方について考える材料にもなれば幸いである。