アプライド・セラピューティクス
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中心静脈栄養施行患者における脂肪乳剤投与速度適正化を目的としたPBPMの有用性
石村 淳 清水 裕矢吹 直寛
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2026 年 21 巻 p. 1-6

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抄録
中心静脈栄養(total parenteral nutrition:TPN)施行患者において、脂肪乳剤投与速度の適正化を目的としたprotocol based pharmacotherapy management(PBPM)の有用性を評価した。彩の国東大宮メディカルセンターにおいてTPNを7日以上施行され、脂肪乳剤が投与された成人患者を対象とした。PBPM導入前(2024年11月~2025年4月)および導入後(2025年5月~2025年10月)の投与速度適正達成率を比較した。その結果、脂肪乳剤投与患者は導入前6例、導入後29例であった。投与速度適正達成率は導入前が33.3%(2/6例)に対して導入後は100%(29/29例)と向上し(p8lt;0.001)、PBPM実施率は86.2%(25/29例)であった。安全性評価ではASTおよびALTに有意な増悪は認めなかった。また、脂肪乳剤使用率は、導入前の14.3%から導入後では46.8%に増加した(p8lt;0.001)。以上のことから、PBPM導入により、医師と薬剤師が合意したプロトコルに基づく投与速度管理が標準的に実施可能となり、脂肪乳剤投与速度の適正化を促進することが示唆された。
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