水産増殖
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原著論文
ブロノポールを用いたアユ卵の水カビ病防除
大野 平祐畑井 喜司雄相川 英明原 日出夫
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2008 年 56 巻 1 号 p. 9-12

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抄録
サケ科魚類卵の水カビ病防除剤として日本で使用されてきたマラカイトグリーンは2005年で使用禁止となった。今回欧州でその代替薬として認可されたブロノポール50%含有製剤の水カビ病防除効果と毒性を検討した。試験はアユPlecoglossus altivelis受精卵を受精翌日から発眼までの5日間毎日,成分濃度で50,100 ppmに30分間浸漬した。対照区と比較した結果,薬浴区は水カビ病の発生を阻止した。また薬浴区で孵化尾数の有意差が認められた。
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© 2008 日本水産増殖学会
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