水産増殖
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イソゴカイの養殖に関する研究
III.造巣および摂餌行動について
吉田 俊一
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1972 年 20 巻 1 号 p. 19-25

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抄録

1.虫体はほぼ垂直に生息孔を造るので, 砂層の厚さは虫体の大きさにほぼ等しい8cm程度でよい。
2.虫体が水に浸っている状態では飼育水の酸素量は2ml/l以上に保つべきである。
3.摂餌行動はにおいによって誘起される模様で, また索餌面積は生息孔を中心とする5cmの範囲内と考えられるので飼料はにおいの強いものを, 散布投与する必要がある。
4.投餌の条件としては前記以外に, 水位は砂面とほぼ等しく, また水流がないことが挙げられる。

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© 日本水産増殖学会
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