東京水産大学
1986 年 34 巻 2 号 p. 119-125
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ヤマメにおける真菌症発生率の雌雄差と発生時期, 親魚の管理過程との係わりなどについて検討した。雄魚が採精可能となった段階で真菌感染が急激にあらわれることが判明した。そしてこの場合, 皮膚構造に部分的菲薄化や粘液細胞の減少など生理的疲弊状態があらわれており, このために真菌感染が成立しやすくなったものと推察された。なお, 収容密度や絶食, 強制遊永などの親魚管理過程条件が直接的に真菌感染を引き起す可能性は認められなかった。
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