利根川下流で, 越冬前のソウギョ (全長4.5-7.6cm, 体重1.1-4.9g), レンギョ (全長4.9-6.3cm, 体重1.0-2.2g) の天然餌料を調査した結果, ソウギョの消化管内はSpirogyraと若干の水生植物の繊維によってほとんど満たされていることがわかった。
レンギョの消化管内からは, ランソウ類, ケイソウ類, 緑藻類, ベンソウ類等の植物性プランクトンが見出されたが, ケイソウ類が特に多く, Navicula, Nitzschia, Achnanthes, Bacillariaが多く見出された。 他の水域でもケイソウ類が優占することがわかった。