この全体シンポジウムが設けられた主旨は, 分散シンポジウムI, II, IIIの司会者が, 各分散シンポジウムの討論をふまえて, 教育実践への教育心理学のかかわり合いについて, 提案し, 分散シンポジウムの問題を統合し深化することにあった. なお, 分散シンポジウムIの司会者の藤原喜悦氏が病気のため欠席されたので, 山下恒男氏が代って提案された.
細谷純氏と山下栄一氏は, それぞれ独自の教育心理学的研究を行っている立場から, 分散シンポジウムの司会者の提案にコメントするために招請されたのであった.