アレルギー
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リゾチームの血清学的研究 : II.リゾプレート法(リゾチーム測定)の基礎的検討と口腔疾患への応用
高田 史朗
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1973 年 22 巻 11 号 p. 677-685,706-70

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抄録

1) 寒天ゲル中へのリゾチームの拡散を利用した簡易測定法(リゾプレート法)の基礎的ならびに臨床的検討をおこなった2)溶菌帯の直径はFickの法則にしたがい時間の平方根および濃度の対数に比例する.最適の条件下ではその測定域は20μgから1000μgの範囲であった.3)くりかえし測定による再現性は変動係数で15.7%であった.4)本法で測定したヒト唾液リゾチームの個体差および日内経時的変動は, 午前から正午にかけて増加しその後減少するものが最も多かった.5)種々の口腔疾患において, 口腔が不潔な場合, 歯周疾患, ペーチェット, 唾液腺疾患や新生物をもつ例などでは高い酵素活性を示す傾向がみとめられた.

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© 1973 日本アレルギー学会
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