アレルギー
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専門医のためのアレルギー学講座 44.生物学的製剤の上手な使い方~症例も含めて~
ガイドラインのワンポイント解説
綜説
原著
  • ~舌下免疫療法上乗せによる吸入ステロイド薬の減量は可能か?~
    森田 恭平, 森島 敏隆, 吉村 千恵, 藤原 直樹, 宮里 和佳, 水谷 萌, 青柳 貴之, 石川 遼一, 植松 慎矢, 豊蔵 恵里佳, ...
    2021 年 70 巻 8 号 p. 955-964
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/28
    ジャーナル 認証あり

    【背景・目的】スギ花粉症合併喘息症例において,スギ舌下免疫療法(Sublingual immunotherapy:SLIT)の上乗せ効果を検討する.

    【方法】2014年12月から2016年12月の間に,当院通院中のスギ花粉症合併喘息症例において希望者にスギSLITを上乗せした.SLIT上乗せ群の対照として同時期に通院中であったスギ花粉症合併喘息症例を標準治療群とし,3年間における吸入ステロイド薬(Inhaled corticosteroid:ICS)の使用量を含む変化を後方視的に評価した.

    【結果】SLIT上乗せ群36例,標準治療群35例が解析対象となった.ICS量はSLIT上乗せ群において有意な減少を認めた(p = 0.024).ロイコトリエン拮抗薬,鼻噴霧用ステロイド薬の使用割合については両群で差を示さなかったが,抗ヒスタミン薬使用割合はSLIT上乗せ群が有意な減少を認めた(p = 0.009).SLIT上乗せ群では3人に1人の割合でICSを離脱できていたが,その特徴として年齢が若く(44.6±13.3 vs 55.0±14.1,p = 0.042),FEV1% predictedが高値(109.9±14.4 vs 94.8±18.6,p = 0.02),治療ステップが比較的軽いこと(2.1±0.7 vs 3.0±0.8,p = 0.002)が背景因子として認められた.

    【結語】3年間のSLIT上乗せにより有意なICSの減量を認めた.

  • 小西 美沙子, 泉 啓介, 島田 達哉, 羽磨 智史, 秋山 光浩, 大島 久二, 岡野 裕
    2021 年 70 巻 8 号 p. 965-975
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/28
    ジャーナル 認証あり

    【背景・目的】成人発症Still病(AOSD)患者ではアレルギー性疾患が多いが,他疾患と比較した相対的な有病率は不明である.AOSD患者のアレルギー性疾患の有病率を関節リウマチ(RA)患者と比較する.

    【方法】継続的に通院しているAOSDまたはRA患者を後ろ向きに検討した.他のリウマチ性疾患の合併のないRA患者とした.アレルギー性疾患について,食物アレルギー,薬物アレルギー,接触性皮膚炎,アレルギー性鼻炎・結膜炎,気管支喘息の5種類について解析した.

    【結果】AOSDは24例,RAは409例であった.AOSD患者の50%,RA患者の35%が少なくとも1種類のアレルギー性疾患を有した(p=0.12).内訳は,食物アレルギー(4.2%,6.4%:p=1.0),薬物アレルギー(38%,17%:p=0.02),アレルギー性鼻炎・結膜炎(25%,9%:p=0.02),接触性皮膚炎(p=1.0),気管支喘息(p=1.0)であった.

    【結語】AOSD 患者はRA 患者に比べて薬物アレルギー,アレルギー性鼻炎・結膜炎の有病率が高かった.

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