抄録
中国の三江平原は1980年代以降、政府により急激に湿地の開墾が進められた。本研究ではSRTMおよびJERS-1/SARデータから地形分類図を作成し、グランドトゥルースにより地形ごとの湿地の特性を明らかにした上で、SARおよびLandsat/TMデータをもちいて特に土地被覆変化が著しかった1992年から1996年までの地形ごとの湿地面積および農地面積の変化を求めた。その結果、全ての地形で農地が増加していた。中でも沖積平野においては約1/3の湿地が農地開拓されており、沖積平野の湿地が農地開拓の主な対象となっていたことがわかった。湿地は氾濫原と丘陵地で減少し、段丘上沼沢地と段丘開析谷で増加していた。