芸術科学会論文誌
Online ISSN : 1347-2267
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一般論文
動力学モデルによるキャラクタアニメーション用動作生成システム(MODAN)の構築
角 文雄中嶋 正之
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2003 年 2 巻 4 号 p. 165-172

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抄録

キャラクタアニメーションの制作に於いては,登場するキャラクタの動きは,重要な演出上の要素である.アニメータは,ある特定の意図した動きを,キャラクタに振り付ける必要がある.しかしこの作業は,アニメータの経験,ノウハウ,技能に大きく依存すると共に時間を要する.本論文では,キャラクタへのポーズ付け作業を,一回の操作で簡単に行える新しいインターフェイスについて提案する.操作する関節と関連する関節が,同時に動いてポーズが決定できるように,運動力学計算を操作と同時並行に実施することで実現している.さらに,決定されたキーフレーム間の補間と力学的最適化を,順動力学計算と逆動力学計算を連続的に実施して,動きを生成する方法について提案する.この時,より滑らかで自然な動きとなるように緩和係数を導入する.また,干渉チェックを高速に実施する方法についても提案する.

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© 2003 角文雄, 中嶋正之
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