安佐動物公園飼育記録集
Online ISSN : 2759-6567
安佐動物公園における40年間の野鳥調査記録
佐々木 直行中西 正人鎌田 博坪田 麻実子
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2016 年 39 巻 p. 1-9

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抄録
広島市安佐動物公園では1971年から園内の野鳥調査を継続しており,46科134種(2亜種含む)を確認し,そのうち継続して確認した種は25種であった.定量的なデータではないため確認種を5年毎に区切って40年間のデータを解析したところ,種の変遷を確認し,減少,あるいは確認できなくなった種が見られた。ヨタカCaprimulgus indicus,コヨシキリAcrocephalus bistrigiceps は共に継続して確認できていたが,1990年から確認例が減少し,確認できなくなった.フクロウStrix uralensis は1981年から次第に確認例が減少し,1997年以降確認できなくなった.このように1990年代から確認できなくなった種は3種を含め7種であった.また増加した種も見られた.アオバトSphenurus sieboldii は1984年以降,散発的に確認されていたが,2005年以降,継続して確認されている.キビタキFicedula narcissina は,数年に1度観察されていたが,1990年代から確認例が増加した.同様に1990年代後半から増加した種は2種を含め6種であった.これらは,開園当初,周囲に里山環境があり,園内は裸地の様な状態であったが,周囲の里山の荒廃,園内の木々の成長などにより環境が変化したことによるものと考えられる.
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2016 広島市安佐動物公園
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