人類學雜誌
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現代日本人頭骨に関する統計資料
各地方集団間の距離
埴原 和郎
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1981 年 89 巻 4 号 p. 519-522

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抄録

現代日本人頭骨研究班は,文部省科学研究費補助金の交付を受け,1979-80年に,国内12地方の現代日本人男性頭骨について計測ならびに観察を行なった。それらの基本的統計量はすでに報告されているが(下記の報告書),ここでは各地方集団間の計測値に基づく距離を計算し,報告する。この計算に用いた計測は本文に記した33項目であり,計算した距離は MAHALANOBlS の D2,Q-モード相関係数,PENROSE の大きさ距離(CQ2)および形態距離(CZ2)である。
基本的統計量については下記の報告書を参照されたい。
現代日本人頭骨研究班編:現代日本人頭骨の地理的変異に関する総合調査報告,1981年3月。(タイプ•オフセット版)

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