チブサトゲグモは、もっぱら噛みつき(Bite)によって網にかかった餌を固定し、固定のために糸の巻き付け(Wrapping)を全く行なわなかった。コガネグモ科の他の種は大きな餌を糸にぶら下げて運搬するが、この種はそのような方法を取らず、縦糸に添って餌をコシキに徐々に引き寄せる独特の運搬方法を示した。
この種は、おそらくは身体が堅いために、身体を刺されても平気でミツバチを捕らえた。しかしこの種は、強烈な匂いのためにカメムシの多くを取り逃がしていた。このことは、固定Wrappingの欠如がハチの捕獲に不利にならないが、カメムシの捕獲には不利になることを示している。
この種の奇妙な運搬方法の機能は不明であり、今後近縁の属のそれを調査しそれと比較すべきであろう。