2021 年 1 巻 1 号 論文ID: SC-2021-6
短時間Fourier 変換では、サイドローブが生ずる。サイドローブの無い窓関数を用いることで、様々な問題を回避することができる。ここでは、周期性に関連する二つの情報表現を紹介する。最初の表現は瞬時周波数に基づくものであり、基本波成分を選択する。短時間Fourier 変換を、対数周波数軸上で同形の重みを用いて加算することにより、周波数変調と振幅変調の大きさが最小になる仕組みを構成した。次の指標は、周波数軸上での周期性に基づくものであり、違う解像度の間の変化量に基づいて現象の繰り返しの時間間隔を調べる仕組みを構成した。