AUDIOLOGY JAPAN
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聴性誘発反応の連続記録に関する一考察
等間隔時間軸と対数時間軸表示の比較
市川 銀一郎上原 紀夫石川 正治斉藤 秀樹山川 卓也江原 義郎
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1989 年 32 巻 2 号 p. 103-111

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抄録
聴性発惑反応のうちABR, MLR, SVRを連続記録することによりABRなどの単独の反応から得られる情報より詳細な聴覚路からの情報を得るための基礎的検討を行った。 等間隔時間軸と対数時間軸表示の反応成分分離の状態に関する検討を行った結果, これらの反応成分を連続記録するためには等間隔時間軸では難しく対数時間軸表示が優れていた。 また, 反応成分の重復性の検討でSVRのP1はMLRのPa. Pbが共に関与していることが判った。
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