AUDIOLOGY JAPAN
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スポーツと聴力障害
山川 卓也芳川 洋浪越 里香子金 永順市川 銀一郎
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キーワード: スポーツ, 難聴
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1992 年 35 巻 3 号 p. 233-239

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抄録
現在まで社会問題としての聴覚医学は工場騒音やダイバーなどの気圧変化による職業性難聴が論じられてきた。 しかし近年, 趣味としてのダイビングやディスコ, ヘッドホーンによる難聴が話題になっている。 今回我々はスポーツ選手における聴力レベルについて調査を行ったので若干の文献的考察を加えて報告する。
対象は順天堂大学体育学部学生である。 その水準は全日本クラスであり, 競技に勝つことを目標とし, スポーツ医学を取入れ, 機能向上, 体力増進, 生活管理まで計っている。
内訳は主力選手を中心とした陸上競技部員 (短距離, 中距離) 21名, 野球部員22名, 水泳部員22名, 剣道部員25名の計90名である。
対象90名中38名に聴力域値の上昇が見られ, 陸上, 野球部は高音域, 水泳部は低音域, 剣道部は全周波数に認められた。
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© 日本聴覚医学会
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