AUDIOLOGY JAPAN
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臨床上適合した補聴器の最大出力音圧レベル -不快レベルとの比較-
岡田 慎一石井 久美阿瀬 雄治新井 峻宇佐神 正海
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1993 年 36 巻 1 号 p. 42-47

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抄録

279例の軽・中等度感音難聴者について, 臨床上適合した補聴器の最大出力音圧レベルを調査し, 装用耳の不快レベルと比較した。
大部分の例において, 最大出力音圧レベルは不快レベル以下に設定されていた。 ただし, 両レベルの差は各例により一定でなく, 最大出力音圧レベルが不快レベルを大きく下回る例が少なくなかった。
不快レベルを指標として最大出力音圧レベルの設定を考える方法は, 補聴器適合の臨床では効率性が疑問であると考えられた。

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© 日本聴覚医学会
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