抄録
京都大学では、2019年に導入したGoogle社の教育機関向けグループウェア「Google Workspace」について、2021年に発表されたストレージポリシー変更の影響を受け、2023年に有償プランであるGoogle Workspace for Education Plusへの切り替えを行いストレージの最大容量を引き上げたうえで大学としてのストレージポリシーを定めた。また、Cybozu社のGaroonとGoogleグループの機能を組み合わせて教職員向けに共有ドライブの提供を開始した。本稿では、京都大学におけるストレージポリシー変更への対応、共有ドライブ導入の仕様および今後の課題について述べる。