大阪物療大学紀要
Online ISSN : 2433-4758
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CT検査においてMC法による成人男女のボクセルファントムを用いた個人の体型に応じた臓器線量
亀井 修
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2018 年 6 巻 p. 1-19

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抄録

この研究の最終目標である線量評価は、PHITSコードを使用したCT装置を構築し、臨床データから作成した人体ボクセルファントムに対してX線照射を行うシミュレーションを実施して、人体の各臓器の被ばく線量の推定を行った。これらの調査および実験による結果として、成人日本人男女の体型の特徴から、CT検査時の臓器線量の補正値について、JM、JFファントムおよび臨床データと有効直径(ED)との関係性を明らかにすることができた。また、JM、JFファントムの臓器線量の値と臨床データの臓器線量の比較を行い、最終的にファントムの臓器線量から臨床データの線量の推定を行うことが可能となった。この結果、JM、JFファントムと体型の異なる臨床における被験者のCT検査時の、臓器被ばく線量を±10%以内の誤差で推定することが可能であった。

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