主催: NPO法人バイオフィリア リハビリテーション学会
共催: 東京都高齢者研究・福祉振興財団
理学療法士として勤務し36年になります.今回はその経験から介護予防とリハビリテーション(以下リハビリと略す)をお話します.加齢により心身的に機能低下,骨折,脳卒中後遺症の片麻痺などにより,運動機能に障害をきたし寝たきり状態となることもあります.寝たきりにならないまでも身体機能が障害されると日常生活に障害をおこし,本人は勿論,家族や介護者の不安や,心労は大きいものです.そこで,介護を受けるような事態となるのを予防し,あるいは障害があっても極力悪化を防ぎ,一層の改善を図り更なる介護予防に重点をおくリハビリの方法を,藤沢市内の整形外科クリニックで得た経験から述べます.