生物物理
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若手の会だより
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第62回生物物理若手の会 夏の学校開催のご案内~中部支部より~
杉浦 雅大
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2022 年 62 巻 3 号 p. 202-203

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はじめに

私は,2年前から生物物理若手の会中部支部支部長を務めております,名古屋工業大学大学院博士後期課程2年の杉浦雅大と申します.この度は,第62回生物物理若手の会夏の学校(以下:夏学)の校長として今年8月末から9月頭に開催される夏学のご案内をさせていただきたく思います.夏学のご案内の前に,少しだけ夏学体験記を記載させていただきました.

私がはじめて夏学に参加したのは,4年前の学部4年のときでした.当時は,スタッフが「校長」や「教頭」と呼ばれていることについて,“面白い文化だな”と思っていましたが,そのときはまさか自分が校長になるとは思ってもみませんでした.支部会には夏学にはまだ参加していない学部2年のころからお世話になっており,生物物理若手の会とは何か縁を感じている今日この頃です.

はじめての夏学参加では,それまで触れ合ってきた友人とは全く違う感性を持った同年代の学生と触れ合い,最先端の研究をしている研究者と面と向かって対話ができたため,4日間毎日ワクワク・ドキドキが収まることはなく,その後の研究活動に対するモチベーションも格段に上昇したことを覚えています.

そして今年の夏学は,私が4年前感動した夏学と同じく中部支部で開催されることが決定されましたので,この場をお借りして以下に開催概要のご案内をさせていただきます.

生物物理若手の会 夏の学校について

夏学は,蛋白質や核酸といった生体分子から細胞・個体といった幅広い階層を対象とし,物理的手法・視点より生物を根本から理解することを目指す,あるいはそれらの研究に興味を持っている全国の大学生・大学院生・若手研究者を対象とした研究会です.そして,日本を代表する生物物理学者である故・大沢文夫氏が1960年に開催してからほぼ毎年開催され,2022年で第 62 回を迎えます.そんな長い歴史を持つ夏学は,生物物理学を中心とした様々な分野で活躍する著名な研究者が参加した経験を持ち,日本の生物物理学を中心に幅広い分野の発展に大きく寄与しているといえます.

今年のテーマ

私たちの人生より3倍近く長い歴史を持つ生物物理学の歴史・研究について改めて知ることで,今後の日本の研究を担う我々にとって新たな知見をはぐくむことができる会にしたい,参加者のこれからの研究生活や人生全般において,ピリッと引き立つアクセント(スパイス)になるような会にしたい,という思いで「故きを温ねて新しきを知る~ぼくらの香辛料~」というテーマを掲げています!!

開催概要

会期:8月30日(火)~ 9月2日(金)3泊4日

開催形式:ハイブリッド(暫定)

会場:岐阜県岐阜市 ぎふ長良川温泉ホテルパーク

図1

会場概要

長良川を臨むホテル外観(左)・アクセス(右)(URL: http://hotelpark.jp/

表1

プログラム(暫定)

みどころ

第62回夏学では,生物物理学会の年会長を務められた先生方をはじめ,テーマの温故知新に沿って生物物理分野の黎明期および初期からご研究を続けてこられた先生方,現在世界最前線でご活躍されている先生方を幅広い分野から招請しています.各先生方のご講演は必ずや皆さんの今後の糧になるはずです!!

~1日目:オープニングセミナー~

野地 博行 先生 (東京大学)

~2日目:メインセミナー~

富永 真琴 先生 (自然科学研究機構)

巌佐 庸 先生 (九州大学)

本間 道夫 先生 (名古屋大学)

跡見 順子 先生 (東京大学)

~英語セミナー~

堀内 典明 先生 (Nature Photonics)

~3日目:分科会~

原田 慶恵 先生 (大阪大学)

林 重彦 先生 (京都大学)

福森 義宏 先生 (金沢大学)

大上 雅史 先生 (東京工業大学)

齊藤 博英 先生 (京都大学)

本田 直樹 先生 (広島大学)

杉村 薫 先生 (東京大学)

滝沢 由政 先生 (東京大学)

~4日目:クロージングセミナー~

神取 秀樹 先生 (名古屋工業大学)

交流企画

~自己紹介フラッシュトーク~

オープニングセッション後に端的に参加者自身の自己紹介を行っていただきます.初日に同じ志や同じ興味を持つ人を見つけ出すためにはうってつけの機会です.4日間の合宿生活を有意義に過ごすためにはスタートダッシュが重要ですね!!

~ポスターセッション~

自身の研究についてポスター発表をしてもらう機会を作ります.学会のような格式高い場での発表とは異なり,フランクなディスカッション形式ですので,学生同士であれば議論が白熱し,新たな気づきがあるかもしれません.また,同年代の学生と交流できるため,自身の研究に直接関係ない領域も幅広く学べます.

加えて,ポスター賞を用意しているので,是非ポスター発表をしてみてはいかがでしょうか!!

おわりに

御覧の通り,第62回夏学の内容は盛りだくさんですので,普段の研究生活では味わうことのできない貴重な経験ができること間違いなしです!!

また,過去2年間の夏学は現地開催,ハイブリッド開催を目指していましたがコロナ禍によりオンライン開催でした.一方,参加者へのアンケートの結果,半数が現地開催を希望していたため,第62回夏学では3度目の正直ということでハイブリッド開催を目指しています.皆さんと是非現地(またはオンライン)でお会いできることを,生物物理若手スタッフ一同,心から楽しみにしています.

運営スタッフ

杉浦雅大(名工大・校長),飯田史織(総研大・教頭),杉本哲平(名工大・会計),石川和季(名工大・会計),犬飼紫乃(名工大・会計),大橋沙也佳(名工大・会計),関根由佳(東大・会計),青山真子(名工大・予稿集),加藤壮一郎(名工大・予稿集),奥山あかり(名工大・予稿集),市川雄貴(名工大・予稿集),西山尚来(名大・講演),高橋拓矢(名大・講演),水野陽介(名工大・広報),杉浦勇也(名工大・広報),山下陽(名工大・広報),沈佳娜(名市大・会場),目黒瑛暉(名大・会場),伊藤冬馬(総研大・HP),犬塚健剛(名市大・HP),岩田聖矢(名工大・Twitter),渡辺航平(名工大・Slack)

謝辞

夏学を開催するにあたり,多くの先生方,企業および研究機関,財団法人より多大なご支援ご協力をいただいております.また,夏学の運営に関しまして,過去の夏学運営スタッフの皆様および生物物理若手の会メンバーの方々から多くの助言や声援,協力をいただきました.この場を借りて厚く御礼申し上げます.

文献
 
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