生物物理
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編集後記
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齋尾 智英
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2026 年 66 巻 2 号 p. 131

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2018年に本学会に入会してから,生物物理という学問の幅広さと奥深さに魅了されてきましたが,今号でもその醍醐味を垣間見ることができました.今号では,前号から続く特集「生命システムを読み解くアクティブマター物理学」の後編が組まれています.各記事が独自の特色を持ちつつも,関連し合いながら研究分野としての勢い・発展が伝わってくる構成となっていて,読者として,とても楽しませてもらいました.

私自身の研究では,タンパク質フォールディングを制御するシャペロンについての分子レベルの解析に取り組んでいますが,今号にはタンパク質フォールディングや設計に関する記事が並び,親近感を覚える内容でもありました.タンパク質フォールディングの原理という,生物物理学における歴史ある基礎的な課題が,今やタンパク質設計の基盤となり,創薬やバイオエンジニアリングを通じて社会実装へと繋がろうとしています.昨今,研究の社会実装が強く求められる風潮にありますが,革新的技術の種は,常に知的好奇心に駆動された純粋な基礎研究の中にあると信じています.本誌が,多様な基礎研究の交流の場となり,学術の一層の発展に寄与することを願っています.そのために,本誌の発展に少しでも貢献できれば幸いです.

 
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