抄録
本稿は2006年から2021年までに発行された日本介護経営学会の学会誌『介護経営』に掲載された論文を対象に、論文の種類、論文のタイトルのキーワードから分野及びテーマ別、著者(筆頭者)の職域別に分類及び集計し、研究動向を探り、その特徴を報告することが目的である。
多くが実践研究のスタイルをとっていることが示された。さらに近年における「テーマ別」として分類された内容での研究の増加が示された。特に、「介護人材の教育・育成」に関する研究が多く行われている傾向が示された。このことからこの分野の研究の広がりが明らかになった。また、「ロボット・センサー・ICT等を活用した介護サービス」に関するテーマは、介護サービスの次代の基盤になると考えられ、介護現場の情報をICT化することにより、エビデンスに基づく介護サービスの提供の促進に繋げるためにも、テーマの研究の広がりを今後期待したい。