木更津工業高等専門学校紀要
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関東ロームのコンシステンシー限界特性に関する研究 ( I ) -乾燥処理の影響について-
飯竹 重夫
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1979 年 12 巻 p. 25-32

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抄録
関東ロームの工学的特異性の中の主要な1つにコンシステンシー特性があり,種々の研究が行なわれているがまだ十分な解明がなされていない.本論文は乾燥処理によりコンシステンシー特性がどの様な性状を示すかを明らかにし,この主要因と推察される含有水分と土構造の面からの検討を加えた.含有水分については土中の水分を遠心脱水により自由水分と非自由水分とに分けて考え,土構造に関しては団粒の粒度分布とその破砕量について考えた.その結果次のことが解った. (1) 自然含水比試料の流動曲線は加水過程では折れ線になるが乾燥過程では直線になる.また,初期含水比の低い試料ほど折れ曲りは少なくなる. (2) 関東ロームは乾燥により団粒が固結し粒度が粗粒化する. (3) 自然含水比試料は L.L. 試験の前後で粒度分布の変化が大きいことから,試験中にかなり粒子が破砕している.また,初期含水比が低いほど試験中の破砕量も少ない.
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© 1979 独立行政法人 国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校
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