木更津工業高等専門学校紀要
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南関東に分布する新期ロームの工学的性質に関する研究 (2) -力学的性質-
飯竹 重夫
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1983 年 16 巻 p. 23-29

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抄録

南関東一帯に分布する関東ロームの工学的性質について前報に引き続き総合的な研究を行なっているが,本報告では8ヶ所でブロックサンプリングを実施し,その力学的性質について検討した.また,前報の結果も含めて得られた土質定数について若干の統計的検討を行った.その結果,次のことが明らかになった.(1) 自然含水比がピークを示す深さ1.0〜1.5mでコーン指数も最大値を示す.また,この深さ付近で色調も若干暗色となる.(2) 力学定数は物理定数に比しデータのバラツキが多い.(3) 噴出源からの距離と物理的性質は相関性が高いが力学的定数は比較的低い.(4) 間隙比,液性限界は他の定数との相関性は高い.(5) 粘土分含有率と他の定数との相関性はほとんど見られない.

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© 1983 独立行政法人 国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校
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